Jimutenコラム
2020年09月28日 [コラム]
資格がなくても医療機関で働けるって本当? 「看護助手」の仕事内容
医療機関で働く看護助手は、医師や看護師をサポートする縁の下の力持ちともいえる存在です。病院やクリニックではチーム一丸となって医療を提供する必要があり、看護助手の存在は欠かせないのです。
病院で働く看護助手には特別な資格は必要ないので「資格はないけれど医療の仕事をしてみたい」と考えている方は看護助手を目指してみるのがおすすめです。ここでは、看護助手として働くメリットや、具体的な仕事内容について解説していきます。
医療機関の「看護助手」とはどんな仕事?
看護助手は、医療現場で看護師の補助をする役割のことをいいます。ただし、看護師資格を持っていないため患者さんの採血や注射をはじめとする医療行為には携わることができません。
看護助手の主な仕事内容は、医療行為にあたらない院内サポートや患者さんのケアなどになります。
看護助手が担当する具体的な仕事内容とは
看護助手の多くは、来院した方のご案内やお世話など、患者さんのサポートを担当することになります。食事介助や排泄介助、入浴介助や清拭といった業務であれば、看護師資格がなくても担当できるのです。また、ベッドメイキングやシーツの交換、院内の清掃を担当することもあります。
ほかに、カルテ整理や備品管理、書類作成や他科への連絡などの事務作業、医療器具の消毒や洗浄作業を専門的に担当する看護助手もいます。
看護助手として働くメリットとは
看護助手として働くメリットはなんといっても、資格がなく未経験の状態からでも医療機関で働けるという点にあります。「病院での仕事に憧れているけれど資格がないから」と諦めている方もいるかもしれませんが、看護助手という形であれば無資格でも医療チームの一員として活躍できます。
看護助手は患者さんの介助や汚れた物品の洗浄消毒といったハードな仕事を担当することもあるため、一般的な仕事よりもお給料が高くなるというメリットもあります。
看護助手としてステップアップする方法
看護助手の仕事を続けていくうちに、薬剤の種類や医療機関での衛生に関する知識が少しずつ身についていきます。看護助手として経験を積んでさらなるステップアップを目指したい方は、看護助手実務能力認定試験やメディカルワーカー検定試験を受験するのがおすすめです。
また、看護助手としての経験を足掛かりに介護系の資格を取得したり、あらためて看護師になるための勉強を始めたりする方もいます。
看護助手の仕事内容は、患者さんのケアや書類作成などの事務仕事、医療器具の消毒や洗浄などさまざまです。
看護助手は直接的な医療行為はできませんが、医療スタッフのサポートや患者さんのケアを担当できるやりがいのある仕事です。無資格未経験からでも医療の仕事にチャレンジできるので、医療系の仕事に興味がある方は看護助手の仕事を探してみてはいかがでしょうか。