Jimutenコラム
2019年11月08日 [コラム]
心がけよう! 免疫力を低下させない生活習慣4つ
患者さんと接する機会が多い医療事務スタッフは、風邪などをもらってしまうこともあるものです。消毒やうがい、手洗いなどの感染対策ももちろん重要ですが、菌やウイルスに感染したとしてもなるべく感染症を発症させずにすむように、自分自身の免疫力を正常に保っておく心がけも大切です。ここでは、免疫力を低下させないために心がけたい生活習慣のポイントを4つご紹介します。
習慣1:軽い運動を生活に取り入れる
医療事務の仕事は座りっぱなしというわけではありませんが、PC作業などでじっとしていることも多く、冷えや血行不良が起こりやすいものです。血流が悪くなると免疫細胞の働きも悪くなるため、免疫力の低下につながります。毎日の生活に、体操やストレッチ、ヨガ、ウォーキングなど、軽い運動を取り入れるようにしましょう。ストレス解消や血流促進、体を温める効果などが期待できるため、免疫細胞の働きが良くなるはずです。ただし、あまり激しい運動はストレスになるため、かえって免疫力を低下させる可能性があるということをおぼえておきましょう。
習慣2:食物繊維や発酵食品を積極的に食べる
腸は「最大の免疫器官」と呼ばれ、わたしたちの体内の免疫細胞のおよそ7割は腸に存在していると言われています。腸内環境が悪化して腸の働きが悪くなれば、免疫力の低下にもつながってしまうのです。腸内環境を良好に保つために、野菜やフルーツなど食物繊維を多く含む食品、ヨーグルトや漬物などの発酵食品を積極的に食事に取り入れましょう。これらの食品は腸の善玉菌の働きを助けるため、腸内環境が良くなり免疫力の向上につながります。
習慣3:入浴時はゆっくりと湯船に浸かる
先述の通り、血行不良や冷えは免疫力の低下につながります。全身をよく温めて血行の良い状態を保つために、毎日の入浴はぬるめのお湯にゆっくりと浸かることをおすすめします。血流が良くなり免疫細胞の働きが高まることと合わせて、お風呂でのんびりすることによるリラックス効果がストレス解消にもつながります。
習慣4:十分な睡眠時間を確保する
睡眠時間が不足すると、その日の疲労が十分に回復せず、体力や免疫力の低下の原因となります。また、免疫細胞の働きは日中に活性化し、夜に弱まるのが通常のサイクルです。夜更かしなどで睡眠サイクルが乱れると、免疫細胞の働きにも影響が生じやすくなります。あまり夜更かしせず、就寝と起床時刻をなるべく規則正しく保って、十分に睡眠を取ることを心がけてください。
免疫力を低下させないために心がけたい4つの生活習慣をご紹介しました。寒くなるこれからの季節はウイルスが活性化しやすく、インフルエンザをはじめとしたウイルス性の感染症の流行するシーズンです。手洗いうがいなどの感染対策とともに、自分自身の免疫力を正しく働かせるための対策も意識してみてくださいね。