Jimutenコラム
2019年03月27日 [コラム]
「薬局の顔」として活躍できる! 調剤薬局事務の仕事内容を徹底解説
病院で診察をしてもらったあとには処方箋をもらい、薬局に足を運んで薬を受け取ることも多いものです。
診察後に病院でそのまま薬を受け取れることもありますが、近年では医薬分業が進み、病院とは別の調剤薬局で薬を処方するケースが増えています。
調剤薬局の数は年々増加しており、それに伴って調剤薬局事務の求人数も増えてきました。
今回は、調剤薬局事務の主な仕事内容と働き方についてご紹介いたします。
調剤薬局事務とはどのような仕事?
調剤薬局事務は、薬局での事務仕事全般を担当する仕事です。その中でも主な業務は受付や会計といった接客業務、レセプトの作成、そして医薬品の管理の3点です。
このほかに薬剤師の補助や電話応対、薬局内の清掃といった雑務を任されることもありますが、ここからは主な3つの業務の内容についてみていきましょう。
1. 受付や会計業務
調剤薬局事務スタッフはまず患者さんを明るい笑顔で迎え、処方箋や保険証、お薬手帳を受け取ります。
このとき、患者さんの薬剤服用歴や処方箋の期限などを確認したり、専用のソフトに情報を入力したりしていきます。
薬剤師が薬を用意し、服用方法などを説明したあと、調剤薬局事務が保険分を差し引いてお客様にお客様のお薬代の会計をし、領収書を渡します。
2. レセプト作成
薬剤師さんが調剤をしたあとには、調剤報酬明細書(レセプト)を作成します。
レセプトは処方箋の内容をレセコンと呼ばれる専用ソフトに入力する業務です。
間違いがあると患者さんのお薬代が変わり大きなトラブルに発展することもあり、作業には正確性が求められます。
近年では処方箋にバーコードがついており、これを読み込むだけでOKというところも増えてきました。
3. 医薬品の検品、発注
調剤薬局に届けられる医薬品が注文通り届いているかチェックして棚や倉庫に入れるのも調剤薬局事務の役割です。また、減ったぶんの医薬品の発注業務も任されます。
薬には見た目が紛らわしいものや名前が複雑なものがありますが、慣れてしまえば作業はそこまで難しくありません。
調剤薬局事務の働き方は? 資格は必要?
調剤薬局事務の仕事は基本的に薬局の営業時間に合わせることになります。
しかし、中にはパートや時短勤務などライフスタイルに合わせて働くことのできる調剤薬局もあるので、条件に合う職場を探してみましょう。
特別な資格を持っていなくても調剤薬局事務の仕事はできます。
しかし、あらかじめ調剤薬局事務や医療事務の資格を取得しておけば就職にあたって有利になりますし、知識があるぶん仕事もしやすくなります。
調剤薬局事務の仕事をしたいと考えている方は、資格取得も視野に入れてみましょう。
調剤薬局事務の仕事内容は、患者さんを丁寧にお迎えし対応する接客業と、処方箋をソフトに正しく入力したり薬の管理をしたりという事務員という2つの側面を持ちます。
最初のうちは慣れないことばかりかもしれませんが、患者さんや薬剤師さんとコミュニケーションを取りながら仕事を覚え、薬局の顔として活躍していきましょう。