Jimutenコラム
2019年02月01日 [コラム]
どんなメリットがある? 「完全予約制」のクリニックでの医療事務
クリニックには、飛び込みでの診療を受け付けているところと完全予約制のところがあります。
「予約制度があれば医療事務の業務をスムーズに行うことができる」というイメージを持つ方は多いと思いますが、予約制のクリニックには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?
今回は、予約制のクリニックで医療事務として働くメリットや注意点についてご紹介します。
予約制のクリニックで働くメリット
病院スタッフや患者が待ち時間を把握できるというのが、予約制の病院の一番の特徴です。
残りの患者数が分かれば、ドクターも診療のペースを調整することができます。
医療事務や看護師は患者に合わせて準備を行うことができるため、診察もしやすくなるものです。
また、診療の終わりの時間も把握しやすくなるので、帰宅できる時間を予想できるというメリットもあります。
予約制ならば受付対応を効率化できる
受付対応を効率化できるというのも、予約システムが確立されているクリニックで働くメリットです。
医療事務の業務が効率化できていれば、その分患者に対してゆとりをもって対応できることでしょう。
クリニックの待合室に多くの病人が集まって待機していると、院内感染を起こすリスクが高まります。
患者が予約時間に来院してスムーズに診察を受けられるシステムがあれば、待合室での院内感染のリスクもぐっと下がります。
完全予約制にはデメリットもある
クリニックが完全予約制のスタイルをとることには、メリットだけでなくデメリットもあるということを知っておきましょう。
予約制ではない飛び込みOKのクリニックでは、混み合っていれば患者は自分の順番まで待つことになります。
しかし、完全予約制のクリニックであっても待ち時間が生じてしまうケースは多いものです。
ドクターの診察に時間がかかれば、あとから予約した患者には順番を待ってもらうよりほかにありませんが、「予約したのに待つなんて」と不満を抱える患者もおり、
ときにクレームにつながることもあるので注意が必要です。
予約制度について把握することが大切
予約のシステムが複雑であったり、電話での予約を受け付けていたりするクリニックでは、医療事務にも負担がかかりやすくなります。
中には、「システムがころころ変わるので混乱しやすい」「毎日電話対応に追われている」といったお悩みを抱えながら医療事務の仕事をしている方もいます。
予約システムをきちんと理解しておかないと、予約ミスなどのトラブルを起こす可能性もあるので気をつけたいですね。
完全予約制のクリニックで医療事務として働くメリットはたくさんあります。
ただし、予約時間通りに診療が進まなかった場合に患者が不満を抱えるケースは多いので、待ち時間が生じた場合には丁寧にケアしていくことが大切です。
医療事務の仕事を探すときには、クリニックがどのような予約システムを採用しているかあらかじめチェックしておくとよいでしょう。