Jimutenコラム
2018年08月28日 [コラム]
どんなプランがある? 医療事務職のキャリアアップ
「長く続けられる仕事だから」という理由で、医療事務の仕事を選ぶ人は少なくありません。
長く働き続けることを視野に入れると、気になってくるのが「この仕事を長く続けていて、キャリアアップはできるのだろうか?」という点だと思います。
医療事務職がキャリアアップしていきたいと考えた場合、どのような方法が考えられるのでしょうか?
考えられる主なキャリアアッププランを3つご紹介します。
キャリアアッププラン1:一つの業務に特化したスペシャリストを目指す
医療事務の仕事は、カルテ管理業務、レセプト業務、クラーク業務など多岐にわたります。
クリニックや小規模な病院では、一人でさまざまな業務に対応しますが、大規模な病院では分業制になっていることが多く、一つ一つの業務にあたるスタッフにはそれぞれの業務に特化した専門性の高さが求められます。
また、近年の医療現場では、電子カルテやレセプトコンピューターなど医療事務システムのIT化も進んでいます。
こうした状況の中で、一つの業務に特化したスキルと経験を積んでスペシャリストとなることで、転職やキャリアアップの際の強みとなるでしょう。
キャリアアッププラン2:医療事務マネージャー職を目指す
医療事務スタッフとしての経験を生かして職場のマネージャー職を目指すというキャリアアッププランもあります。
医療事務スタッフのリーダー的ポジションとして、新人教育や職場のルール作りなど、管理業務にあたる職です。
医療事務職としてのスキルを伸ばすのはもちろん、事務管理職に求められるスキルや知識を身につける努力が必要となります。
たとえば、簿記や医療経営士などの資格取得は、医療事務マネージャー職を目指すうえで役に立つと考えられます。
キャリアアッププラン3:経験を生かして他職種、異業種に転職する
第三のプランは、医療事務スタッフの経験を生かせる別の医療関係職や、異業種へ転職するというプランです。
医療事務の経験を生かせる資格職種としては、来院患者さんのサポート業務を担う「医療コンシェルジュ」や、カルテなどの医療情報やデータ管理にあたる「診療情報管理士」などが挙げられます。
また、医療事務から看護師を目指してキャリアチェンジする人も中にはいらっしゃるようです。
医療機関以外の業種への転職としては、医薬品メーカーや医療機器メーカー、医療系システムの開発会社などが考えられます。
医療事務職としての経験や知識が、転職の際に評価される可能性があるでしょう。
医療事務職のキャリアアップとして考えられる主なプランを3つご紹介しました。
医療事務の仕事をしつつ、将来的なキャリアアップも視野に入れていきたいという方は参考になさってください。