Jimutenコラム
2021年12月05日 [コラム]
医療事務で活躍したい! キャリアアップに必要なこと
「医療事務職としてキャリアアップしたい」と考えたとき、どのような方法があるのでしょうか。現在医療事務としてお仕事をされている方の中にも、「さらなるステップアップがしたい」「収入アップを目指したい」などの目的でキャリアアップを希望する人は多いでしょう。
そこで今回は、医療事務としてキャリアアップするために必要なことをお伝えします。
医療事務職としてキャリアアップするにはどうすればいい?
医療事務としてキャリアアップをするためには、どのようなことをすればよいのでしょうか。まず意識したい3つのポイントをご紹介します。
医療事務としてコツコツ経験を積む
キャリアアップを考えるうえで大前提となるのが、医療事務としての「経験」です。医療事務としてキャリアアップをする場合、医療事務員としての幅広い経験を積むことが重要です。また、仕事を通じて人脈が広がり、経験・技術が認められればチームリーダー等に抜擢されるケースもあるでしょう。
資格の取得、知識を身に着ける
キャリアアップのためには、医療事務に関連する資格を取得するのもよい方法です。資格試験の勉強の過程で医療事務に必要な幅広い知識が身に着くため、実務にそのまま活かすことができます。また、資格を保有していれば転職・就職で有利になることも多いですよ。
マネジメントスキルを身に着け、管理職に
管理職を目指したいと考えたときに必須ともいえるのがマネジメントスキルです。これはチームリーダーなど、医療事務スタッフのまとめ役を経験することで次第に身に着いていきます。ただし、勤務先の規模によっては管理職の席が空かず、キャリアアップが目指しにくい場合も。その場合は別の職場へ転職し、管理職を目指すという選択肢もあります。
医療事務から発展した職業へキャリアチェンジするのも手
キャリアアップを考えたとき、医療事務という枠組みではなく「医療事務の経験を活かせる仕事」を目指すのも1つの方法です。たとえば以下のような職業であれば、医療事務の経験を活かしつつ、新たな場所で活躍できるでしょう。
医療情報技師、診療情報管理士
近年は病院でもデジタル化が進んでおり、電子カルテやPCなどIT機器を利用しているところが大半です。そのため、病院内のPCやネットワークシステムなどを管理する「情報システム部門」で働く道もあります。
医療情報技師は病院に常駐するシステムエンジニア(SE)のことで、システム管理の知識だけではなく医療系の知識も必要です。医療情報技師として働く場合には、資格を取得することが第一歩となります。
診療情報管理士は、診療情報データの加工・分析・編集をおこない、医療の質向上や安全管理などに役立てることが主な業務内容です。
どちらの職業もIT技術の知識・スキルが必須となりますが、今後も需要が増えることが予想されています。
医療コンシェルジュ
医療コンシェルジュは、患者のエージェントとなって患者に最適な医療機関を選んだり、もっとも適した治療法を助言したりといったサポート業務を担っています。また、「エクスパートメディカルアシスタント」になると、医師の右腕として紹介状・診断書作成、症例検討会議・学会準備などに携わります。
患者の不安な気持ちに寄り添い、取り除くだけではなく、医師の負担を減らすことで医療の質を高めることにも貢献できる職業です。
活躍の場が広がる! キャリアアップを目指してみよう
資格を取得したり、新たなことに挑戦したりすることは決して無駄にはなりません。キャリアアップを目指す理由は人によりさまざまですが、現状を変えたい人はまず「どんなキャリアを歩みたいか」を考えてみましょう。向いていること、得意なことを突き詰めていけば、きっと自分に合ったキャリアプランが見つかりますよ。