Jimutenコラム
2021年10月11日 [コラム]
医療事務の派遣ってアリ? パート・正社員との違い
医療事務にはパートや正社員の他に「派遣社員」として働く方法もあります。派遣の医療事務として働いた場合、どのようなメリットがあるのでしょうか? ここでは派遣の医療事務として働くメリットや、パート・正社員・派遣の違いについて解説します。
派遣の医療事務として働くメリット&デメリット
派遣とは、派遣会社に所属して派遣先で働く方法です。医療事務の派遣先には医療機関や調剤薬局、歯科などがあります。派遣として働くメリットやデメリットを見てみましょう。
派遣の医療事務として働くメリット
派遣の医療事務として働くメリットには、自分の希望条件に合った職場が見つけやすいという点が挙げられます。登録した派遣会社の担当者が自分に合う仕事を紹介してくれるうえ、賃金などの条件交渉も代わりにおこなってくれます。
また、派遣はパートと同じ時間給ですが、パートに比べれば高時給で働けるのもメリットです。数ヶ月単位で契約更新となるため、契約を更新せず別の職場で経験を積むこともできます。
派遣の医療事務として働くデメリット
派遣として働くデメリットは、契約期間に限りがあることです。仮に自分が契約を更新したくとも、派遣先の都合によっては契約が更新されない可能性もあります。また、パートに比べれば高時給ですが、同じフルタイムであっても正社員に比べれば給与は低くなります。ボーナスや退職金制度もない場合が多いので、収入面の安定性がネックとなる方もいるでしょう。
【医療事務】パート・正社員・派遣の違いとは?
パートと正社員、派遣はどのような違いがあるのでしょうか? 3つの働き方を比べてみましょう。
パート
パートは自分の空いた時間で働きやすいのが魅力です。フルタイムはもちろん、職場によっては午前だけ、午後だけという働き方が可能です。契約期間に定めがない直接雇用ですが、正社員に比べると立場はやや弱いといえます。また、時給制のため休んだ分だけ給与も少なくなる点に要注意です。
家事や子育ての合間に働きたい人には特に向いている働き方だといえるでしょう。
正社員
正社員は医療機関に直接雇用される働き方です。仕事の責任はほかの2つに比べると重くなりますが、月給制でボーナスや社会保険などの福利厚生が充実しているため、収入面ではもっとも安定しているといって良いでしょう。
また、正社員は昇進等で待遇が改善する可能性が高いのも大きな特徴です。拘束時間は長くなりやすいですが、安定した収入・待遇を望む人や、キャリアアップを目指したい人にはおすすめの働き方です。
派遣
派遣は先述のとおり、派遣会社から任命されて派遣先で働くスタイルです。パートや正社員と異なり、直接の雇用元は「派遣会社」となります。そのため、社会保険等の福利厚生も派遣会社から受けます。
派遣は契約期間に限りがあるため、「決まった期間だけ働きたい」という方におすすめです。ただし、同じ職場では最長で3年までしか働けないため、長期的なキャリア形成を考えている方には向いていません。また、勤務日数によって収入が変化するので、安定性を求める方は正社員として働くのがおすすめです。
安定を目指すなら派遣よりパート、正社員がおすすめ
派遣という働き方は、限定的な期間のみ働きたい方やいろいろな職場を経験してみたい方に向いています。しかし、長期的なキャリアや経験、給与の安定性を考えると、気に入った職場で長く働けるパートや正社員のほうがよいかもしれません。
特に医療事務の職場で管理職やリーダーを目指したい人は、昇進のチャンスがある正社員を目指すのがおすすめです。「将来どうなりたいか?」を考えた上で働き方を選んでみてはいかがでしょうか。