Jimutenコラム
2018年07月25日 [コラム]
子ども好きにぴったり! 小児科での医療事務の仕事
医療事務の仕事をしようと考えたとき、診療科にも注目すると思います。どんな診療科のクリニックなのかによって医療事務スタッフに求められることも変わってくるもの。今回は、小児科での医療事務の仕事の特徴ややりがいなどについてお伝えします。
小児科ってどんな診療科?
小児科は、子どもの内科疾患を診療する診療科です。原則として15歳から成人と同量の薬を処方できるようになるため、一般的には新生児から中学生ぐらいまでの子どもが受診することが多いです。ただし、てんかんやぜんそくなど子どもの頃からの疾患で通院している方など、高校生以上の未成年の患者さんを診療するケースなどもあります。
子どもには特有の疾患が多くあり、同じような症状でも大人とは治療方法などが異なるケースも多いです。処方薬の種類や量にも制限が多いため、子どもの治療に専門的に特化した小児科が必要とされるのです。
小児科での医療事務が忙しいシーズンは?
小中学校では新年度の4月から6月頃に学校検診が行われるため、その結果を受けて受診する人が増えます。
また、夏風邪と呼ばれる各種の感染症(ヘルパンギーナや手足口病、プール熱)が流行する7月から8月頃、インフルエンザが流行する12月から2月頃は、ワクチン接種および治療に訪れる人が増えるため、小児科の繁忙期です。
春休みや夏休み、冬休みなどの長期休暇には、旅行や生活環境の変化などで体調を崩すお子さんも多いため、これらの時期も比較的来院者が多くなる傾向があります。
小児科での医療事務の仕事
受付や会計業務、クラーク業務、レセプト業務といった医療事務の仕事内容自体は、基本的にどの診療科も大きく変わりません。
小児科のクリニックは、子どもの体調不良の際のかかりつけ医としての性質が強いため、発熱や腹痛など一般的な症状で受診する患者さんが多いです。比較的軽めの症状の方が多いといえます。
乳幼児など小さな子どもには急な発熱などが多く、診療終了間際の駆け込み受診も少なくありません。このため、小児科での医療事務の仕事は比較的残業が多い傾向があります。たくさん残業して稼ぎたいという方には向いている診療科の一つでしょう。
子どもや子育て中のママやパパと接する機会が多いため、子育ての経験がある方は、子どもとの接し方や親御さんへの対応に、自分の経験を生かすことができます。子どもが好きな方に向いている職場だと言えるでしょう。