2020年11月16日 [コラム]
Web面接ってどうやってやる? Web面接のマナーについて
近年、医療現場の転職面接では、Web面接を導入するケースが増えています。特に昨今では感染予防対策として、最終面接以外をWeb面接でおこなう医療機関も多いのです。
Web面接を成功させるには、対面面接でのマナーに加えて“Web特有のマナー”を知っておくことも大切です。ここではWeb面接のマナーや、ポイントについてご紹介します。
Web面接ならではのマナーは?
Web面接に臨む際には、次のマナーを押さえておくことが大切です。
10分前にはログインできるように準備する
対面面接の場合は面接5〜10分前に現地へ到着していることが望ましいとされていますが、Web面接の場合も「早めにスタンバイしておくこと」は重要です。面接開始5〜10分前にはPCやタブレット、スマホ、マイク(ヘッドセット)、筆記用具、資料などの必要なものをそろえ、“あとはログインするだけ”の状態で待機しておきましょう。
背景は「なにもない状態」がベスト
Web面接の盲点になりやすいのが「背景」です。自分が座る場所の後ろは、何もない壁やカーテンが望ましいでしょう。ポスターや掲示物などは外してすっきり整えておきましょう。
また、床に荷物を置いている場合、カメラの角度によってはばっちり映り込んでしまうことも。事前にしっかりと片付けておくことで、だらしない印象になるのを防げます。
カメラの位置と目線
Web面接の際にはカメラの位置も大切です。カメラが目線より下にあると、面接官から見たときに見下ろされているようなアングルになってしまい、印象が悪くなってしまいます。カメラと目線の高さが揃うように、PCやイスの高さを調節しておきましょう。タブレットやスマホで面接を受ける場合は、スタンドなどを駆使して高さを調節するといいですね。
通信環境が安定しているかチェックしておく
Web面接ではネットの通信環境を整えておくのも大切です。スマホのテザリングやポケットWi-Fiの場合は通信が不安定になる場合も多く、途中で通信が切れてしまう可能性も。
自宅に固定回線がない場合は、ネットカフェの個室などで通信ができないか検討してみましょう。
また、万が一通信が切断されてしまったときのために、事前に緊急連絡先を聞いておくのも重要です。
医療事務講座を選ぶ際の注意点は?
医療事務講座を選ぶ際は、「法改正に対応しているか」「就職のサポートシステムがあるか」といった点に注意が必要です。
医療事務で扱う「診療報酬点数」は、2年に1度のペースで改正や見直しがなされます。そのため、勉強をする際は最新の情報を学ぶ必要があるのです。古い知識のままでは、試験に合格できなくなる可能性も生じます。
希望する医療事務講座が法改正に随時対応し、補足や修正をおこなっているかを確認しておきましょう。
また、医療事務の資格を取る方の多くは「就職」を見据えていることでしょう。
就職を目的としている方は、派遣会社と提携している講座や、修了後の相談・書類審査&面接対策などの就職サポートがある講座を選ぶことが大切です。
Web面接を成功させるためのポイント!
Web面接では画面越しの「画像」と「音声」のみでコミュニケーションをおこなうことになります。そのため、対面面接のとき以上に一言ひとことをはっきり、明瞭に話すことを心掛けるとよいでしょう。
よりクリアな音声で通話をしたい方は、イヤホンマイクやヘッドセットなどを利用することをおすすめします。これらは入社後のWeb会議などでも活用できるので、持っていて損はありません。
また、お互いの通話にタイムラグが生じて発言が被ることもあるため、相手の発言を最後まで聞き、一呼吸置いてから話し始めるのも大切です。こうすることで「落ち着いている人」という印象を持たれやすくなります。
ちなみに、Web面接は上半身しか見えないからといって、下半身は部屋着のまま……というのは絶対にNGです。Web面接ではふとした時に下半身が映ることもありますし、相手のWebカメラが高性能で画角を広く映せるものであれば、即座にバレてしまいます。
イメージダウンを避けるためにも、対面面接と同様の身だしなみでWeb面接に臨みましょう。
Web面接はマナーを押さえておけば怖くない!
対面面接に比べてWeb面接は、コミュニケーションラグが生じやすい、身振りや態度が伝わりにくい、などの違いがあります。ただし、身だしなみや言葉遣いのマナーは対面のときと変わりません。
Web面接に不慣れな方でも、Webならではの特性やマナーをしっかりと理解しておけば大丈夫です。事前にWeb面接の特徴を学んでおき、本番に活かせるようにしておきましょう!