2020年08月28日 [コラム]
医療事務になるには学校へ通うべき?必要性はある?
女性に人気の仕事「医療事務」にあこがれている人も多いのではないでしょうか。しかし、医療事務になるために、どのようなことをすれば良いのか分からないという悩みも。
今回は、医療事務になるために大学や専門学校などに通う必要性や学校の種類について詳しく解説していきます。
医療事務の学校へ行くメリット
医療事務の仕事には、専門的な知識が必要ですが、資格がなくても仕事をすることが可能です。
ここでは、資格がなくても働ける医療事務の仕事に就くために、あえて学校で学ぶメリットについてご紹介していきます。
資格取得がスムーズにできる
医療事務を学ぶ学校では、資格取得に向けてカリキュラムを組み、計画的に学習していきます。
また、分からないところを講師に聞くこともできるため、独学で学ぶより資格を取得しやすい環境です。
同じ目標を持つ仲間と一緒に学習することで、勉強への意欲も高まり効率よく資格取得を目指せるでしょう。
就職先が確保しやすくなる
医療事務の学校には、さまざまな求人情報が集まります。就活のためのサポートを手厚くおこなっている学校もあるため、就活に不安がある人でも安心。
さらに学校と企業の間に信頼関係が築かれている場合、その企業へ就職しやすいというメリットもあります。
専門学校で学んだという経歴から専門知識の高さをアピールできるため、未経験でも医療事務として就職しやすいでしょう。
実習に参加できる
学校では、実際の業務をシミュレーションした実習をおこなっているケースが多いです。いきなり現場に配属される前にある程度自分の中で業務をイメージできるため、より具体的に医療事務の仕事を学ぶことができます。
医療事務を学べる学校の種類
医療事務を学ぶことができる学校は、「通学」と「通信」の2種類です。
ここでは、それぞれの特徴について解説していきます。
通学制の学校
大学や短期大学、専門学校などへ通学することで医療事務を学べます。
大学は、4年制となり学費は4年間で約450万円ほど。医療事務以外の知識を学ぶ機会も多いため、専門以外の知識も身に付けたい人におすすめです。
短期大学の場合、基本的に2年制となり、2年間の通学で学費は約200万円。短期間で医療事務を学ぶため、実務に有利な内容を中心とした授業です。
専門学校のカリキュラムは、医療事務に特化しており、実務に即した授業内容。最近では、実際に病院で働きながら学べるスタイルも増えています。
通信制の学校
医療事務が学べる通信講座は、さまざまな種類があります。1カ月の短期コースや数カ月かけてじっくり学ぶコースなど、学習期間によってもコースが選べるのがメリット。通信制の学校の場合、短期間で資格取得を目指すことを目的としているため、最短で資格を取りたい人におすすめです。通信講座の費用は、5万円程度と学校に通うよりもリーズナブル。
医療事務になるために学校へ通う必要性
医療事務の仕事には、学歴はあまり必要とされません。また、未経験者でも応募できる求人があるのも事実です。
しかし、一部の病院では「大卒」や「専門卒以上」など応募条件に学歴を指定しているケースも。そのため、学校を卒業していることで選択肢が増えます。
医療事務を早くから目指している人は、専門学校や大学などで学ぶことも良い方法です。
費用や期間、自分の進路に合わせて最適な方法を選びましょう。
医療事務として働くには、特に学校で学ぶ必要はありません。しかし、専門知識をしっかり学び資格を取ることで、給料や待遇に差が生まれることも。経済面や学校に通う時間の確保など、無理のない範囲でおこなうことをおすすめします。