2020年04月23日 [コラム]
医療事務の仕事で必要なパソコンスキルはどのぐらい?
近年では電子カルテやレセプトコンピューター(レセコン)を導入する病院も増えています。もしこれから医療事務の仕事に応募をする場合、パソコンスキルは必要なのでしょうか?
今回は「初めて医療事務求人への応募を検討している」という方のために、医療事務の仕事で必要なパソコンスキルについて解説します。
医療事務の仕事ではパソコンスキルが必須?
医療事務の仕事では「レセプト(診療報酬明細書)」を作成するときなどにパソコンを使用することがあります。しかし、レセコンでは簡単な数字や文字だけ入力すればよいので、高度なパソコンスキルは不要です。
キャリアを重ねるうちに統計資料や議事録などの作成を担当する場合もありますが、就職してすぐの段階では患者さんへの対応や入力作業などがメインのため、パソコンスキルに自信がなくても問題ないといえるでしょう。
また、医療事務の求人では、どちらかというと「患者さんや仕事仲間としっかりコミュニケーションを取る」「報・連・相をしっかりおこなう」といった“対人スキル”が重視されやすい傾向にあります。
明るくコミュニケーションが取れる方で、ごく基礎的なパソコンスキルがあれば、充分採用される可能性があります。初めてでも臆することなく、どんどん挑戦してみましょう。
実際にはどれぐらいのパソコンスキルが必要?
医療事務の仕事では、キーボードで文字や数字の入力ができれば支障ありません。
医療事務スタッフがレセコンや電子カルテなどを入力する際は、専用のソフトを使用します。そのためMicrosoft Office系のソフト(Word、Excel)や、OSソフトなどの知識も基本的には不要です。
ただし、キャリアを積んで役職が上がると、レポートや説明資料、報告書などの作成を担当することがあります。
その際に「Wordで文書を作成する」「Excelで関数を使用して統計データを作成する」といったスキルがあれば、重宝されるでしょう。加えて、MOS(Microsoft Office Specialist)などの資格があれば、面接でのアピール材料にもなります。
このようなスキルや資格等は「必須スキル」ではありませんが、医療事務から病院事務へと活躍の幅を広げたい方は、こうしたスキルを身に付けるのも1つの方法です。
高度なパソコンスキルがなくてもOK! 医療事務に挑戦しよう
今回の記事では「医療事務の仕事を始める際に高度なパソコンスキルは不要」とお伝えしました。しかし「パソコンスキルがまったくない」という方は、自分で購入したり人に借りたりして、基本操作だけでも練習しておくことをおすすめします。
ちなみにキーボードの入力スキルは、自分なりに練習したり、業務で入力を続けたりするうちに自然と身についていきます。「入力スピードが遅くて不安」という方は、タイピング練習ソフトなどを利用して入力スピード向上を目指すのもよい方法ですね。