2020年02月26日 [コラム]
職場の「攻撃的な人」にはどう接するべき? 付き合い方のコツ
医療事務や薬局事務の職場は少人数であることが多いため、人間関係を良好に保つことが長く働く秘訣だといえます。しかし、ときには「攻撃的な性格」の人がいる場合も……。このような性格の人と上手く付き合っていくには、どうすればよいのでしょうか?
今回の記事では、職場の攻撃的な人と上手に付き合うコツを解説します。
職場に攻撃的な人がいる! どう対応すべき?
「あいさつを無視する」「他人に対し容赦なくキツい言葉を投げかける」「高圧的な態度をとる」……このような“攻撃的な言動をする人”が職場にいると、仕事のたびに気が重いですよね。
そんな攻撃的な人と上手に付き合うには、次のポイントを参考にしてみてください。
なるべく関わらない
攻撃的な性格の人は、気の弱い人や新人といった「自分より立場が弱い人」を探してターゲットにします。
攻撃してくる人には、攻撃されたとき感情に任せて反応しないことが大切です。感情的に反応すると、相手を余計にヒートアップさせてしまいます。なるべく距離を取り、業務上必要なこと以外は関わらないようにしましょう。
周りを味方につける
攻撃的な人の中には、他のスタッフと徒党を組んで攻撃したり、根も葉もない噂を流したりする人もいます。
このような行動から身を守るには、普段から他のスタッフとのコミュニケーションを取り、味方を増やしておくことが大切です。
言いがかりには毅然とした対応を
攻撃的な相手への対応は、スルーするのが1番です。かといって何も言い返さないと「この人は何を言っても反撃してこない」と思われてしまい、さらに攻撃がエスカレートする可能性があります。
基本的には攻撃をさらりと受け流すようにしつつ、もし明らかに理不尽なことをされた場合は、理路整然と反論してもよいでしょう。
攻撃的な人も怖くない! 気持ちが楽になる「考え方」
攻撃的な人は、幼少時や成長過程の環境が原因で「自己肯定感」や「自信」がうまく育っていないことが多い、といわれています。さらに本人の性質や親の性格なども性格を形成する要因となるため、相手に変わってもらうことを期待しても、なかなか難しいのです。
攻撃的な人と上手く付き合っていこうと考えているのであれば、自分自身の考え方を変えたほうがよいでしょう。
相手を観察し、原因を考えてみる
攻撃的な人は心のどこかで劣等感や恐怖心などの”弱み”を持っています。そのような弱い心を隠し、心を満たすために攻撃をしてくるのです。
攻撃の原因さえわかれば、相手に対する恐怖が少し和らぎ、冷静に対処できるようになるでしょう。
「理解できる・してもらえる」と考えない
攻撃的な人に対し、「話せばわかってくれる」という考えはほとんど通用しません。
中には話し合うことで心を入れ替えてくれる場合もありますが、基本的には意見が平行線のまま終わるか、相手の怒りを買う結果となるでしょう。「無理に好かれようとしなくてもよい」と割り切ることで心が楽になります。
職場で長く働くには、上手くスルーして対応すべし
職場に攻撃的な人がいる場合は、言動に振り回されないように上手くスルーしていくことが大切です。あくまで「仕事上の付き合い」と割り切って接しましょう。
ただし、精神的に多大な苦痛を受けたり、業務に差し支えたりするようならば要注意です。言動を記録しておき、パワハラとして上司に相談したり、転職を検討したりすることをおすすめします。