2020年02月19日 [コラム]
パソコン入力作業で疲れない! 正しい姿勢のポイントとは?
医療事務の業務では、長時間のパソコン入力作業をすることも少なくありません。その際に間違った姿勢で作業をすると疲れやすくなるうえ、肩こりや腰痛などの不調にもつながる恐れがあります。
つらい疲れや不調を防ぐためにも、パソコン使用時に正しい姿勢をキープするポイントを知っておきましょう。
間違った姿勢は、体の不調を引き起こす!?
医療事務の仕事では、診療内容の入力作業やレセプト業務などでパソコンに触れる時間が多くなります。
このとき間違った姿勢のまま長時間作業を続けると、首や肩、腰、腕にかけて大きな負担がかかります。その結果、肩こりや腰痛、腕のしびれや痛みといった不調に悩まされやすくなるのです。
また、首や肩周りの慢性的な不調は、体をリラックスさせる「副交感神経」の働きを妨げるおそれも。
副交感神経の働きが鈍ると「疲れが取れにくくなった」「眠りが浅くなった」などのさらなる不調を引き起こします。そのため、正しい姿勢をキープすることがとても重要なのです。
パソコン入力時の正しい姿勢は?
パソコンで長時間の入力作業をするときは、次のポイントを守りましょう。
ディスプレイとの距離を40cm以上空ける
前のめりになって目とパソコン画面の距離を近づけすぎると、首や肩に大きな負担がかかるだけではなく、眼精疲労の原因にもなります。
ディスプレイまでの距離が40cm以上になるようにしましょう。
椅子の高さを調節する
パソコンを見たときに椅子の高さが低すぎると、見上げる形になるため首や肩に負担がかかります。また、目線が下になりすぎるのもよくありません。
正しい姿勢を保つためには、椅子を調節し、パソコンのディスプレイのいちばん上に目の高さを合わせましょう。もし画面が見えにくくなるようでしたら、見えやすい角度になるまで調整してみてくださいね。
ひじ・腰・ひざの角度が90度以上になるよう調節
“体と机の間の距離”や“椅子の高さ”が合っていないと、全身に大きな負担となってしまいます。
首や肩の負担を和らげるには「上腕からひじにかけて」「腰」「ひざ」の角度を、90度〜100度になるよう整えることがポイントです。正しい角度になるように、机との距離や椅子の高さを調節してみましょう。
腰のS字カーブを意識して座る
パソコン作業の際には、背骨がS字カーブを描いているのが理想的です。正しい姿勢をキープするには、背筋を丸めたり反らせたりしないように意識しましょう。腰がつらい方は、負担をやわらげるために腰枕を活用するのもおすすめです。
アームレストやパームレストを使用する
首や肩、腕への負担を軽減させるには、キーボードの角度も重要です。キーボードの脚で調節するか、本などを下に置いて調節してみましょう。
また、腕や手首が疲れやすい方は「アームレスト」や「パームレスト」などのグッズを利用するのもおすすめです。どちらも腕や手首の負担を和らげてくれる効果がありますので、上手に活用してみてください。
パソコン入力時は、正しい姿勢を意識してみよう!
パソコン入力作業をする機会が多いと、首や肩、腰の不調で辛い思いをする方も少なくありません。しかし、今回ご紹介した対策をしっかりとおこなえば、つらい症状を防ぐことができます。
また、定期的にストレッチをしたり、体を動かしたりするのも大切です。不調が重なって思わぬ体調トラブルにならないよう、日頃から正しい姿勢を心掛けて業務に臨みましょう。