2019年11月11日 [コラム]
医療事務の仕事でミスを減らすための方法
医療事務の仕事をしていて、うっかりミスをしてしまったという経験のある方も多いかと思います。仕事が集中して忙しいときに、やるべきことが抜け落ちてしまったり、逆に仕事が落ち着いているときに、つい気が緩んで間違えてしまったり……。
医療事務の仕事は、事務職とはいえ、患者さんの健康に関わる責任ある仕事です。なるべく仕事中にミスをしないように、ミスを減らすためにどのようなことができるのかについて考えていきましょう。
医療事務の仕事でありがちなミスとは?
医療事務の仕事中に起こりやすいミスは、「うっかり忘れ」「うっかり間違い」などのうっかりミスと、「慣れていない」「理解しきれていない」などスキルや経験不足によるミスに大きく分けられます。
うっかりミスには、例えば、伝えるべき申し送り事項を伝えるのを忘れてしまった、患者さんに返すべき診察カードを返し忘れてしまった、入力や記入すべきところを見落としてしまった、などといったミスがあてはまります。
スキルや経験不足によるミスには、例えば、あまり対応したことのないような処理の際に必要事項を患者さんに確認できていなかった、その院内独自のシステムの処理を間違えてしまった、などがあるでしょう。PCの入力ミスなども経験不足が原因のミスと言えるかもしれません。
仕事上、どのようなミスが起こりやすいのか、自分が起こしそうなミスにはどのようなものがあるのか、実際にミスをしたことがない人も、一度は落ち着いて考えてみることをおすすめします。
仕事のミスを減らすための方法
医療事務に多いミスについて理解したうえで、仕事上のミスをできるだけ減らすため以下のようなことを行いましょう。
ミスした原因を考える
ミスをしてしまったときは、申し訳ない気持ちになって落ち込んでしまうかもしれません。でも、くよくよと失敗を悔やむより、なぜミスしてしまったのかを冷静に考えてみることが大切です。なぜそのミスが起きたのか原因がはっきりすれば、同じミスを繰り返さないための対策方法も見えてくるはずです。
ミスをなくすための対策を考える
ミスをした原因を考えてみると、一つの原因だけではなく、いくつかの原因が重なることによってミスが起こってしまうのだと気づくはずです。例えば、自分自身の体調不良などで注意力が散漫になっていたとしても、メモやリストの活用やチェック方法などがしっかりと確立できていれば大きなミスをせずに済むこともあるでしょう。ミスの原因として考えられることの一つ一つに対策を考えて行うことで、うっかりミスや同じミスの繰り返しなどを防ぐ効果が期待できます。
医療事務の仕事上でのミスを少なくするための方法についてお伝えしました。完璧な人間はいないですし、誰しもミスをしてしまうことはあるものです。しかし、同じようなミスを繰り返したり、取り返しのつかないようなミスをしてしまったりすることのないように、ミスを減らすための工夫は常に意識することが大切です。