2019年09月11日 [コラム]
もしかして「ブラック職場」? 調剤薬局事務の職場環境を見極めよう
調剤薬局への就職や転職を考えている方が気になるのは、やはり職場の環境のことですよね。
気持ちの良い環境で働けるか否かで仕事の充実度は大きく変わります。
もしもブラックな調剤薬局に就職してしまったら、毎日の仕事がつらく苦しいものになってしまう可能性も考えられます。
そこで今回は、調剤薬局事務の仕事をしたい方に向けて、働きづらい「ブラック薬局」の特徴をご紹介いたします。
就職前に要チェック! ブラック調剤薬局の特徴4つ
長時間労働や休日出勤が多い
ブラック企業の特徴といえばやはり長時間労働や休日出勤が多いことです。
調剤薬局では、面接時に労働時間や休日の条件について確認がありますが「実際働いてみたら聞いていたのとまったく違った」というケースもあるようです。
長時間労働や休日出勤が常態化している職場は、スタッフが無理をして当たり前という空気が蔓延しています。
しかし、長時間労働や休日出勤が多い職場は、労働基準法に違反している可能性もあるので気をつけましょう。
スタッフの数がギリギリ
処方箋の枚数が多いのに薬剤師が1人で対応していたり、調剤薬局事務スタッフの数が足りなかったりする職場にも要注意。
スタッフの数が足りていない調剤薬局では患者さんを待たせることも多くなりますし、ミスが起きる可能性も否めません。
薬剤師や調剤薬局事務員の数が少ない職場は、経営者や管理者ばかりが高い報酬を得ており、現場のスタッフのお給料が安いこともあります。
こういった職場ではハードな仕事をしても収入が上がらないため、スタッフの離職率も自然と高まります。
人間関係が悪い
「人間関係がギスギスしている」「高圧的な薬剤師や調剤薬局事務員がいる」と悩まされる方もいるかもしれません。
調剤薬局のほとんどは、従業員数10人以下という小規模なもの。パワハラが多かったりいじめに近いことが行われていたりする職場では、安心して働けませんよね。
スタッフ同士が協力し合い和気あいあいと働いている調剤薬局も世の中にはたくさんあるので、職場環境の見極めがとても大切です。
薬剤師の仕事までさせられる
医薬品の調剤は薬剤師が専門的に行う仕事です。調剤薬局事務スタッフは医薬品に関する知識を持っていても、調剤の業務を担当することはできません。
しかし、ブラック調剤薬局では薬剤師が行なうべき範囲の業務を調剤薬局事務スタッフにやらせることがあります。
無資格調剤は違法なので、調剤業務を指示されるような場合には十分に気をつけ、必要に応じて他者への相談をするなど適切に対処したいですね。
調剤薬局の内情は就職してみないと分からない点もあるもの。中には「働き始めたら職場がブラックだった」と悩む調剤薬局事務スタッフもいます。
一度ブラック調剤薬局に就職してしまうと離職するのが難しいため、そのままズルズルと働き続けてしまうケースも少なくありません。
とはいえ世間には、環境の良いホワイトな調剤薬局もたくさんあります。調剤薬局の職場環境に悩まされている方は、思い切って転職を考えるのもおすすめですよ。