2019年06月13日 [コラム]
【医療事務の転職】現在の職場を円満退職するためのポイント4つ
医療事務スタッフとして活躍できるよりよい職場を求めているのなら、転職を検討するのも1つの方法です。
しかし、現在の職場を円満に退職できるか不安でなかなか転職に踏み切れないという方もいるのではないでしょうか。
せっかく新しい職場を探そうとしても、そもそも退職ができなければ転職も実現できません。
新しい職場で医療事務スタッフとして心機一転気持ちよく働いていくためにも、現在の職場を円満に退職するコツについてチェックしてみましょう。
円満退職のポイント1:退職のタイミング
退職の意思は、民法上では14日前までに伝えればいいことになっています。しかし、できれば上司に退職の意思を伝えてから退職するまでに1〜2ヶ月程度の時間を確保しておきたいですね。
1〜2ヶ月あれば、新任者を採用して引き継ぎをおこなうことができます。
できるだけ早めに退職の意思を伝えておけば、病院側の心象も良くなります。
円満退職のポイント2:退職日を決めておく
退職したい旨を伝えるときに「いつなら辞めていいですか?」と尋ねるのはあまりおすすめできません。
退職までのプロセスを上司に委ねると、引き止められてなかなか辞められず、ズルズルと働き続けることになる可能性もあります。
退職を決意したら、おおまかな退職時期を自分で考えて決めておきたいですね。
もしも職場の人員が足りていない場合には、退職までの期間を1〜2ヶ月程度に設定し、この期間に新しい人員を探してもらえるよう職場に打診しましょう。
円満退職のポイント3:不満は告げない
転職を決意する方のほとんどは、現在の仕事に対して何らかの不満を抱えていると思います。
しかし「人間関係が悪いから」「残業や休日出勤が多すぎるから」とネガティブな退職理由を上司にはっきり伝えるのは避けましょう。
医療業界は狭いものなので、転職先の上司やドクターが以前の職場の関係者と知り合いで悪い噂が立ってしまう可能性も考えられます。
また、退職までの期間を気まずく過ごすことになったり、退職に支障が出たりするおそれもあるので気をつけたいですね。
円満退職のポイント4:引き継ぎを済ませる
退職日までに引き継ぎを済ませておくのも、円満に退職するためのポイントです。
あらかじめ上司と面談をし、引き継ぎ内容の打ち合わせをしておきましょう。引き継ぎ計画書を作成して提出すれば、より引き継ぎがしやすくなります。
できれば新任者が仕事内容をひと通り覚えた段階で退職するのが理想的ですが、1ヶ月前後で全ての仕事内容を引き継ぐのは難しいかもしれません。
引き継ぎの時間が十分に確保できないときには、仕事のフローを文書にまとめて引き継ぐなどの工夫をしましょう。
法的には14日前に打診すれば退職できますが、できるだけ早めに退職の意思を伝え、きちんと引き継ぎをしておきたいですね。
あとあとのトラブルを防ぎ、気持ちよく次の職場で医療事務の仕事を始めるためにも、円満退職できるよう気を配りましょう。