2018年09月20日 [コラム]
未経験でも医療事務の仕事はできる?
医療事務という仕事を知って、「やってみたいな」と少し調べてみると、主婦などを中心に女性に人気の仕事であることがわかるかと思います。
未経験の方の場合、この段階で「そんなに人気の仕事だとしたら、未経験の自分では採用してもらえなさそう……」と不安に感じてしまいますよね。
もちろん、経験者のほうが採用に有利な部分が多いのは事実です。
しかし、誰でも最初は未経験からのスタートだったということを忘れてはいけません。
今回は、未経験で始める医療事務の仕事についてお伝えします。
未経験者でも医療事務の求人採用はある?
先ほども書きましたが、医療事務スタッフ募集の求人には、経験者のみを対象とするものや経験者優遇としているものが少なくありません。
小規模なクリニックなどの場合、新人を一から教育する余裕がなく、即戦力となる経験者を採用したいと考えるケースが多いためです。
一方で、比較的規模が大きいクリニックや病院では、「未経験者歓迎」という求人を出すことも多いです。
診療科やその医療機関の体制によっては、熱意ある未経験者を積極的に採用していく方針の場合もあるというわけです。
過去に未経験者採用の実績がある医療機関であれば、欠員が生じて早急に補充したいときに、「未経験の人でも特に問題はない」と判断するケースが多いでしょう。
未経験者の強みとは
未経験者には、未経験者なりの強みがあります。
医療事務の仕事内容は基本的にどの医療機関でも大きく変わるわけではありませんが、細かいやり方やルールは、医療機関によってさまざまです。
経験者の場合、以前の職場でのやり方とのギャップに戸惑いや不満を感じるケースも少なくありません。
しかし、未経験者であれば、まっさらな気持ちで仕事に臨むことができるので、職場のやり方や雰囲気になじむのも早いことが多いのです。
また、他業種・他職種での社会人経験がある方なら、過去の仕事で培ってきたスキルや社会人としての常識などが評価されることもあります。
こうした未経験者ならではの良さを感じている医療機関では、未経験者も貴重な人材として採用するケースが多いです。
未経験者が採用されるには
未経験者ならではの強みがあるとはいえ、例えば「未経験者歓迎」の求人であっても、未経験者と経験者の応募があったとすれば、経験者の強みは大きいです。
未経験者が採用されるためには、やはり、いかに医療事務の仕事に対して本気で取り組んでいきたいかという熱意をアピールすることが重要になるでしょう。
医療事務にはさまざまな資格があります。
こうした資格は実務に直接役立つというわけではないですが、未経験でもあらかじめ医療事務に関する勉強に取り組んでいるという姿勢を伝えることにつながります。
また、自分がなぜ医療事務の仕事をしたいのか、これまでの経験から何を生かせるのかといったことをしっかりと整理して、応募書類や面接できちんと伝えるようにしておくことが大事です。
未経験だけど、これから医療事務の仕事をしたいという方は、「難しいかな……」と尻込みせず、ぜひチャレンジなさってみることをおすすめします。