2022年01月30日 [コラム]
医療事務のオープニングスタッフは大変? メリット&デメリット
医療事務の仕事を探していると、オープニングスタッフの求人を見かける機会があります。オープニングスタッフというと人間関係が1からスタートになるため働きやすい印象が持たれがちですが、実際にはどうなのでしょうか。
今回は医療事務のオープニングスタッフ求人へ応募するメリット、デメリットをご紹介します。
医療事務のオープニングスタッフ求人へ応募するメリット
医療事務の求人サイトなどでは、新病院の開院などに伴い、オープニングスタッフを募集しているケースも多いものです。既存の医療機関へ応募するのと違い、次のようなメリットが得られます。
人間関係がゼロからのスタートになる
オープニングスタッフ募集求人の場合、集まったスタッフのほとんどが初対面です。管理職やリーダー格のスタッフなどは他からまとまって移籍してくるケースもありますが、その人たち以外は上下関係もなく、対等な立場からのスタートとなります。
オープニング募集の場合、いわゆる“お局様”のようなスタッフもいません。「すでに出来上がっている人間関係がわずらわしい」という人にはおすすめだといえるでしょう。
白衣や靴などを自分たちで決められる場合も
オープニングスタッフの特権として、仕事に使う白衣や靴、制服などを決められる場合があるのもメリットです。医療機関側で決めているものがない限り自分たちの好きなものをチョイスできますし、全て新品の状態で使えるのは大きなメリットです。
院内のルール作りに参加できる
医療機関にもよりますが、医療事務スタッフ間のルール作りはスタッフに任される場合が多いです。特に自分が経験者の場合は、以前の職場で良かったルールを提案するなどしつつ、より働きやすい職場を作り上げていくこともできます。
医療事務のオープニングスタッフ求人にはデメリットもある
医療事務のオープニングスタッフ求人はメリットも多い一方、次のようなデメリットもあります。
マニュアルがないため臨機応変さが求められる
1からのスタートとなるオープニングスタッフには、マニュアルが設けられていない場合も多いもの。そのため臨機応変な対応ができる人が求められます。また、スタッフが未経験者ばかりだと、経験者が業務のかたわらで育成を続けることになります。そのため既存の職場よりも大変に感じるケースが多いのです。
残業時間が想定しにくい
オープニングスタッフの場合、来院患者数が想定しにくく、どれくらいの残業が発生するかが読めないのもデメリットです。働き始めてから慣れるまでは、仕事のペースをつかむのが大変に感じるかもしれません。