2022年01月23日 [コラム]
医療事務の面接でも筆記試験がある? 内容をチェック
医療事務の求人選考では面接を行うのが基本ですが、勤務先によっては筆記試験が実施されることもあります。もしいきなり「筆記試験がある」と言われると戸惑いますし、どのような内容の問題が出されるのか気になりますよね。そこで今回は、医療事務で行われる筆記試験の内容について解説します。
医療事務の面接では筆記試験が実施されることがある
通常、医療事務の面接といえば対面面接のみが基本です。特に小さなクリニックなどでは面接のみで筆記試験なし、というケースが大半でしょう。しかし、規模の大きい医療施設や自由診療を行っているクリニック等では、面接に加えて筆記試験を行うところもあるようです。
筆記試験では何をチェックしている?
医療事務の面接時に筆記試験を行う理由は、次の2つです。
・一般的な教養、常識やマナーがあるかを試している
・業務がスムーズに行える知識が備わっているかを見ている
面接では測りきれない一般常識や知識などをチェックしているということですね。また、医療機関によっては「適性検査」を行う場合もあります。適性検査は性格や思考のクセなどをもとに、職業そのものへの適性があるかをチェックするというものです。
ここで知っておいてほしいのが、「筆記試験の結果が振るわなかったからといって即選考に落ちる」というわけではないこと。医療事務の面接では、面接官への態度や話し方、話の内容が選考のメインになります。筆記試験はあくまでそれを補足するためのもの、と考えておけば十分です。
筆記試験では未経験と経験者で求められるものが変わる?
医療事務の面接では、未経験者と経験者で内容を変えて実施されるケースもあります。
未経験者の場合は漢字の読み書きや計算、時事問題や患者さんへの接遇に関する問題が出題されることが多いようです。一方、経験者に対しては実務に必要な「健康保険に関する知識」「レセプト作成問題」などが出題されるケースが多いでしょう。
未経験者が筆記試験の対策をするなら?
未経験者が医療事務の筆記試験対策をする場合、何から手を付けていいかわからない……というパターンがほとんどだと思います。
筆記試験があるかどうか、またその内容は応募先にもよるので一概には言えません。ただ、ひとまず対策しておくなら次の○つを予習しておくとよいでしょう。
・時事ニュースをチェックし、解説等を読んで概要を理解しておく
・医療機関で頻出する漢字の読み書き練習
・基本的な接遇マナーの予習
医療事務、および医療機関では「御侍史(おんじし)」「御机下(おんきか)」「ご高診(ごこうしん)」など独特の言い回しが用いられることがあります。また、医療機関が掲げる診療科目で頻出する漢字についても学んでおくと安心ですね。
3つめの接遇マナーとは、「患者さんにどう対応するか」ということです。接遇は相手の状況によって何が正解になるのかが変わるため難しいのですが、「自分が患者さんならこう対応されたい」というのを常に考えるクセを付けておくとよいでしょう。
筆記試験をクリアして医療事務として活躍しよう!
未経験者歓迎の医療事務求人の場合、ごく一般的な知識が問われる筆記試験であるケースが多いです。ただし特定の業務での募集や経験者を対象にした求人では、専門的な知識が求められる場合もあります。応募する求人や勤務先がどのような人材を求めているのか、把握したうえで対策を行うとよいでしょう。
また、筆記試験があるかどうかわからない場合は、応募先に問い合わせてみることをおすすめします。