2021年08月13日 [コラム]
自転車通勤をするときの注意点とは? トラブルを避けるためのポイント
最近では、家と職場の往復に自転車を使う人が増えています。
自転車は電車やバスでの通勤とは違い人との接触が少ないため、感染症予防に効果的です。また、通勤時間に適度な運動ができることや交通費がかからないことも、自転車通勤の魅力です。
しかし、自転車通勤をするときには気をつけたいポイントもあります。今回は自転車通勤の注意点をみていきましょう。
自転車通勤をするときにおさえておきたい注意点3つ
自転車通勤をするときには、以下のようなルールやマナーを遵守したいものです。
1. 道路交通法を遵守する
自動車や歩行者の迷惑になることがないよう、自転車に乗るときは交通ルールを守りましょう。
自転車は道路交通法では軽車両に分類され、原則的には歩道ではなく車道の左側を走ることになっています。車道の右側を走ることは逆走にあたり、非常に危険です。
なお、歩道が区分されているときや自転車走行可能の標識があるときには、歩道を自転車で通ることができます。
2. ヘルメットを使うのがおすすめ
自転車に乗るときにはヘルメットをかぶるようにしましょう。
ヘルメットをかぶることに照れや面倒くささを感じる方もいると思います。しかし、事故を防いで安全に自転車通勤をするためには、ヘルメットが必要不可欠です。
自転車の事故の多くは車との接触です。事故の状況によっては自転車から大きく投げ出され、重症を負う可能性があります。機能性の高いヘルメットを使っていれば、万一のときにも安心です。
3. ながら運転はNG!
自転車に乗りながらスマホを使うのは危険なので避けましょう。また、音楽プレーヤーを使いながら自転車を走らせると危険を察知できないことがあるので気をつけたいものです。
ほかに、傘さし運転が事故につながるケースもあります。
ながら運転を避け、安全性に気を配りながら自転車を使いましょう。
4. 職場のルールを確認しておく
自転車通勤をするときには就業規則を確認しておきましょう。
職場のルールで自転車通勤が認められていない場合、大きなトラブルが起きるおそれがあります。また、駐輪場のない職場に通うために近隣に自転車を駐輪したことで問題に発展するケースもあるので気をつけたいものです。
5. 労災についてチェックしておこう
自転車通勤中に事故に遭ったり怪我をしたりしたときには、労災の申請ができることがほとんどです。万一の際には、会社に対して忘れずに労災の申請をしておきましょう。
ただし、職場に交通費申請をしながら自転車通勤をしているような場合には、労災適用どころか交通費の返還などの措置が取られる場合もあります。万一のときに困らないためにも、職場の通勤ルールを守るよう心がけましょう。
渋滞や混雑を避けて快適に走れることや、運動不足の解消につながることなど、自転車通勤には多くのメリットがあります。とはいえ、自転車通勤がトラブルの原因になってしまうのは困りものです。
自転車通勤の注意点を十分に把握し、安全なサイクルライフを楽しみましょう。