2021年05月17日 [コラム]
医療事務の資格! 医療事務認定実務者とはどんな資格?
医療事務に関係する資格にはさまざまなものがあります。その中でも、初心者がチャレンジしやすいのが「医療事務認定実務者」の資格です。
ここでは医療事務認定実務者とはどのような資格なのか、また取得するとどのようなメリットがあるのかご紹介します。これから医療事務のお仕事を探そうという方は、是非知っておきましょう。
医療事務認定実務者はどのような資格?
医療事務認定実務者とは、医療事務として働くうえでの知識・技術を証明する資格です。2016年に全国医療福祉教育協会によって生まれた資格ながらも、毎年1万人を超える人が受験しているなど人気があります。
医療事務認定実務者の試験では、学科と実技の2種類の試験をクリアする必要があります。ただしどちらもマークシート式ですし、資料や電卓の持ち込みができるで、難易度は高くないといってよいでしょう。
学科試験では「接遇・マナー(一般的な社会人マナー、クレーム対応など)」「医療機関の各種制度(医療法・医師法・医療保障・介護保険・診療報酬・公費負担などの制度)」のほか、「医療事務の業務」や「診療報酬請求」といった知識が問われます。
いっぽう実技試験では、外来の1症例をもとに正しくレセプトが作成できる答えを選択します。
問題のうち6割以上正解が合格ラインで、なおかつ通信講座などでも学びやすい内容のため、合格率は60〜80%と高いのが特徴です。
医療事務認定実務者の資格を取得するメリットは?
さまざまな資格がある中、医療事務認定実務者を取得するとどのようなメリットがあるのでしょうか。
レセプト作成の知識が1から身に着けられる
医療事務認定実務者の資格を取得するには、「レセプト(診療報酬明細書)」の作成スキルを身に着ける必要があります。それは裏を返せば、医療事務として働く際に欠かせないスキルが得られるということでもあるのです。
医療事務の仕事に応募するとき有利になる
医療事務認定実務者の資格を持っていると「レセプト作成などの必要なスキルが身についている」とみなされます。そのため、医療事務の仕事を探す際にも有利になると考えてよいでしょう。
ワンランク上の資格に挑戦する足掛かりになる
医療事務の資格には、医療事務認定実務者のほかにも「メディカルクラーク」や「診療報酬請求事務能力認定試験」などのさらに難易度が高いものがあります。医療事務認定実務者の勉強をした時点で基礎知識・スキルが身につくため、ワンランク上の資格を目指す際に役立ってくれるのです。
さらに難易度の高い資格を取得すれば、仕事探しだけではなく実務にも役立てることができるでしょう。
初心者はまず医療事務認定実務者の合格を目指そう!
どんな職種にも言えますが、仕事探しの際にはその仕事に関連する資格を持っているとアピールポイントになります。医療事務認定実務者は取得のハードルが高くないので、初心者でもチャレンジしやすいですよ。
これから医療事務の仕事を始めようと思っている方は、まず医療事務認定実務者の資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか?